トップページ > グルあじ > 鰺ヶ沢銘菓 鯨餅


鰺ヶ沢町ではよく知られた郷土のお菓子の鯨餅。
中に鯨の肉が入っている!?なんてことはありません。原材料はうるち米・もち米の粉・小豆・砂糖とシンプルですが、モチモチした食感でとても上品な味わいが口の中に広がります。
田舎菓子のようですが実は京菓子なのです。江戸時代の書物に京の都を代表するこの時代のお菓子の作り方が紹介され「鯨餅」と載っていて、白と黒の二層になり、鯨の皮の断面に似ていたことから「鯨餅」という名前がつけれたといわれています。


「名産鯨餅本舗 村上屋」

鰺ヶ沢町に伝えられたのは明治時代で、昔は4、5軒の鯨餅店がありましたが、現在では『本舗村上屋』1軒だけになってしまいました。『本舗村上屋』は明治創業以来、鯨餅だけを作り続けている専門店です。「名産鯨餅本舗 村上屋」青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字本町72 TEL:0173-72-3021

どのように伝えられた?

鯨餅 江戸から明治時代にかけ、日本海で活躍していた北前船。鰺ヶ沢港も弘前藩の藩米を大阪に積み出す御用港として栄えていました。港から港へと様々な技術や文化が全国へ伝えられたのです。
こうして京都から伝えられた「鯨餅」は、北前船によって伝えられた食文化といえるでしょう。発祥の京都では作られなくなり、鰺ヶ沢町以外にも、名前や各地域ごとに特色をもつ郷土のお菓子として今に伝わっています。

現在へ続く北前船の交流

鯨餅包装紙の印刷は、山形県酒田市の印刷業者に発注していて、結んでいる竹の皮も福井県の専門業者から取り寄せているとのこと。どちらも北前船の寄港地で、当時と変わらず、北前船により伝わった文化と交流が今も続いているんです。
鯨餅

包装紙のデザインには、山並みの迫る海岸線とその後方にそびえる岩木山が一緒に視界におさまる名所として知られる鰺ヶ沢港からの風景を起用しています。
現在の風景と包装紙を比べてみると、岩木山の形は一緒。この場所から眺める岩木山も当時と変わっていないのですね。まるでタイムスリップしたような気分になります。

購入方法

『本舗村上屋』での購入はもちろんですが、町内外で取り扱っております。
1本330円(税込)で販売しています。是非、味わってみてください。
町内・・・海の駅わんど、JR鰺ヶ沢駅の売店、特産品取扱店
町外・・・鰺ヶ沢町近隣の道の駅、新青森駅、
インターネット販売(もの・あじがさわURL:http://mono.ajigasawa.jp/

浪花煎餅

鯨餅北前船によって伝えられた食文化で、現在に受け継がれた鰺ヶ沢銘菓として「浪花煎餅」もあります。浪花とは現在の大阪のことで、江戸時代に北前船で大阪から移住してきた「伊東屋」が始めたことから、昔はイトセンベイ(伊東煎餅)とも呼ばれていたそうです。
当時大変貴重だった砂糖を贅沢に使用した煎餅として鰺ヶ沢の名物となり、現在では「銘菓の店山ざき」で受け継いでいます。